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防災備蓄管理システム「BxLink」に寄付マッチング機能を追加、関東・中部地方でベータテスト開始

防災備蓄管理システム「BxLink®(ビーリンク)」に新たに「寄付マッチング」機能を搭載し、本日よりベータテストを開始することをお知らせします。

◖期限切れ間近となった備蓄品の問題
多くの企業や自治体では備蓄品の期限管理がおざなりになりがちで、消費期限切れ間際になって慌てて寄付先を探すケースが少なくありません。そのため、フードバンク団体では期限切れ直前に大量の寄付品が届き、適切な配布先への振り分けや物流管理に苦労しているという課題があります。

◖隠れたフードロス問題
また、自治体や企業では期限切れが近づいた備蓄品を社員や市民に配布して啓蒙活動に取り組んでいる団体もあります。しかしながら、本質的に個人にとっての備蓄とは、普段使い慣れたものを使用しながら備蓄するローリングストック法を実践すべきであり、あえて割高な防災備蓄食を購入する必要はありません。一方で、日本では子どもの7人に1人が貧困状態にあると言われており、備蓄品であっても必要としている人たちがいます。わたしたちはこうした本質的には備蓄品を必要としていない人たちが備蓄品を消費してしまっている現状を「隠れたフードロス」と捉えています。
このような期限切れ間近の備蓄品の最適な使用と貧困問題解決の両立を狙って「BxLink寄付マッチング」機能を開発しました。

◖「BxLink寄付マッチング」の特長
BxLink寄付マッチングでは以下のようなサービスを提供します。

  • 備蓄品の寄付登録機能:企業や自治体はBxLinkで在庫・期限管理を行っている備蓄品を寄付マッチングシステム上に出品することができます。賞味期限や数量等は在庫管理システムから自動的に登録でき、寄付可能になる時期も指定できます。
  • フードバンク探索機能:システム上に登録済みのフードバンクを検索できます。距離や受入可能な品目や冷蔵・冷凍設備の有無、倉庫の設備、支援している対象者など様々な視点で検索して企業側ニーズとマッチしたフードバンクを探すことができます。
  • 寄付依頼機能:フードバンク団体は出品された寄付品リストから、必要な物資を選択し、受け取りを申し込むことができます。
  • 寄付ワークフロー管理:寄付品の梱包状態や受け渡し日時や場所の調整、受け渡し完了の記録などをシステム上で管理できます。
  • 寄付実績の可視化:社会貢献活動としての寄付実績を自動的に記録し、寄付証明書や寄付品の利用状況がわかるレポートがダウンロードできます。

◖ベータテスト参加団体の募集
現在、本機能のベータテストに参加いただける企業、自治体、およびフードバンク団体を募集しています。ベータテスト期間中は無償でサービスをご利用いただけます。ご興味のある団体は下記お問い合わせ先までご連絡ください。

milabは、災害時に誰一人として取り残されない社会を創ることを使命として、多くの企業・自治体の皆様の防災備蓄に関する課題を解決できるようBxLinkを広く普及させていくためにエコシステムの拡大に努めてまいります。